JR西日本が魚住ー大久保間の農業地域に新駅と大規模車両基地を計画しているみたい ※ただし18年後

JR西日本が魚住ー大久保間の農業地域に新駅と大規模車両基地を計画しているみたい ※ただし18年後 土地情報

2019年11月15日付の神戸新聞でこのような記事が一面に出ました。

明石に新幹線車両基地 在来線新駅、大久保-魚住間に設置
 リニア中央新幹線の大阪延伸で山陽新幹線の需要が膨らむことを見据え、JR西日本が、兵庫県明石市のJR神戸線大久保-魚住間の農業地域に大規模な車両基地を計画

神戸新聞の記事の見出しを見ただけでは、もう決定事項のように誤解を招いてしまうかもしれませんが、よく読むとまだ計画の段階であるため、詳細を検討中とのことです。今回掲載されている記事のポイントをまとめてみました。

ポイント① 開発規模はどれくらい?

  • 車両基地 約30ヘクタール(在来線含む)

新幹線用に20線程度、在来線用に10線程度

南北150m、東西1.8kmの区画

  • 商業地域や宅地 最大100ヘクタール(甲子園球場25個分)

だいたいこのあたりです。

ポイント② なぜ大規模車両基地が必要なの?

  • リニア大阪延伸によるダイヤ増発に対応するため

国が認可したリニア計画は東京・品川〜名古屋間が今から8年後の2027年に先行で開業予定であり、その後早ければ今から18年後の2037年新大阪を終点とする延伸を想定しています。現在新大阪駅には増発用の車両を待機させる場所に乏しく、増発に対応する効率的なダイヤ編成や保守の両面で課題があります。

  • 多発する豪雨や南海トラフ地震などの災害リスク分散

現状で大規模な車両メンテナンスができるのは福岡県にある博多総合車両所しかない。

ポイント③ なぜ魚住ー大久保間が選ばれたの?

  • 立ち退きに必要な建物が少ない

候補地選定の中で、阪神間は市街化されている地域が多い上に、トンネル区間も多く用地確保が困難でした。神戸市西区も検討されていましたが、それよりも立ち退きの少ないこの場所が選ばれました。

  • 1000年に1度の大雨想定による河川洪水でも浸水が想定されない地域

魚住ー大久保間の候補地はほとんどが50センチ未満か浸水が想定されない地域であり、一部50センチ以上のところもありますが、車両基地自体が5mほど盛り土を予定しているため問題ないとのことです。

ポイント④ 懸念される事項

  • 地域住民の理解

魚住ー大久保間の候補地は稲作や特産野菜などの近郊農業の優良な用地で、長期的に農業振興を図るため県が指定する農業振興地域になっています。評判の良い魚住産のスイートコーンやキャベツなどこの辺りで作られた野菜が直売所などで見かけた方も多いはず。この地域は明石市が一部を原則転用禁止の「農用地区域」に指定しており、開発には農業者や国、県との調整が必要で、また車両基地は深夜作業もあるため騒音等の対策も必要とのことです。

ポイント⑤ 明石市の対応は?

7年連続で人口が増え続けている明石市は今年の9月にJR西日本と官民一体で鉄道を中心としたまちづくりを目指す「包括連携協定」を県内で初めて締結しています。この開発により固定資産税や法人税の増加、周辺開発によるさらなる人口増が期待でき、新駅や周辺開発も同時に行うことで地域活性化に繋がると期待しているようです。

まとめ

大久保町の開発を見ていると、魚住町のこの地域もいずれなくなってしまう景色なのかなと昔から思っていましたが、Twitterを見ていると電車から眺めるこの景色も人気のようです。地域農業も守らないといけませんし、開発とのバランスをうまく整えて欲しいなと思います。

ちなみに18年後の話なので、今年生まれた子どもであれば高校3年生の時に完成する話。なんかピンとこない話でもありますね。。。

コメント